現在の主な研究テーマ
- 唾液中コルチゾールの分泌リズムによるストレス評価
- 不快な情動を伴う出来事記憶の形成過程
- ストレスマネジメント教育の効果評価
- 大規模都市建築における日常から災害時まで安心して社会活動が継続できる技術の創出
- 加齢による意思決定過程の変容に影響を及ぼす心理的・環境的要因の解明
東京科学大学 環境・社会理工学院社会・人間科学系
多くの人が避けたいと思う「ストレス」の正体を知ることは、自分を知ることにつながります。「ストレスは悪いもの」という捉え方から解放されて、ストレスを知ることからはじめてみると、今まで見えていなかったことや気づいていなかったことに気づかされることがあるでしょう。
私自身、卒業研究で心理的ストレス研究に取組んで以来、ストレスメカニズムの複雑さに魅了され、実験や調査研究を通して、新たな気づきを得てきました。
永岑研究室では、「ストレスを知り、活かす!」というモットーのもと、ストレスメカニズムを心理生理学的研究により明らかにしていきます。
● 2023年6月6日に プレスリリース した研究成果「妊婦健診受診状況と低出生児割合との関係:環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」についてウェルビーイングメディア「Wellulu」にて取材を受けました。 取材記事は こちら です。(2023/08/23)
● 『自己成長の鍵を手に入れる ポジティブ心理学ガイド』(共訳)がミネルヴァ書房から出版されました。(2023/08/10)
● 初の単著『はじめてのストレス心理学』が岩崎学術出版社から出版されました。(2022/09/15)
心理生理学、精神神経内分泌学、ストレス科学、健康科学
ストレスを通して心身の関係を明らかにする実験や調査研究に、長期的な視点・柔軟な思考をもって、地道に取り組む姿勢を期待します。なお、研究を進めるに当たっては、心理統計学が必須です。